旭商工は2019年8月より認定NPO法人「国際地雷処理・地域復興支援の会(IMCCD)」の掲げる、カンボジアでの地雷・不発弾処理活動を通じた安全な生活の確保と地域復興のための活動を支援しています。
「誰もが希望を持って生きる村づくり」。IMCCDの考えに、私たちは共感し、地域全体の復興に寄付する活動をスタートしました。
カンボジア政府機関のCMAC(カンボジア地雷対策センター)と共同して、現地地雷探査員による地雷処理の活動をしています。
支援者の寄贈によりバッタンバン州に井戸を掘削。他にも、主要道路を整備して通行可能にするインフラ整備も行っています。
愛媛県の紙加工会社4社を誘致して、文具や書道用紙、水引、着物用たとう紙などの紙加工方法を伝授しています。
地雷処理後の畑で栽培された芋を使用し、製造された芋焼酎の品質向上と、販路拡大の指導をしています。
カンボジア政府から正式な日本語学校と認定された「IMCCD日本語学校」の運営・指揮を行います。
戦後の地雷処理の実情を目にすることで、平和の尊さを学ぶ場を提供しています。
IMCCDは2011年8月から対人地雷653個、
対戦車地雷193個、不発弾1341発を処理し、
71箇所の地雷原229ヘクタール(=東京ドーム約49個分)の土地を安全にしました。
カンボジアのバッタンバン州から愛媛県へ留学生を受け入れ、日本での学生生活を支援しています。
「愛媛県生涯学習」と「松山市教育委員会」の指定講師を高山さんが務めています。
愛媛県内外で活動報告会を開催。活動報告をカンボジア現地と中継しながら発表しています。
Facebookを通じて知り合ったIMCCD代表の高山さん。カンボジアの真の復興のために、自らの余生をかけて最前線で活動される姿に感銘を受けて、お会いすることになりました。「地雷処理だけでなく、教育・産業・インフラなどを発展させないと真の復興にはならない」。そんな高山さんの人柄と思想に惹かれて、IMCCDの正会員になることを決めました。
IMCCDの本部(愛媛県松山市)へ訪問し、カンボジアでの活動内容も詳しく伺いました。IMCCDでは現地見学希望者を受入れる「スタディツアー」を実施しています。参加者の中には、日本で悩みを抱える人々も。「優れない環境でも、積極的に学ぼうとする子供たちの姿に刺激を受けた」と感想文から心情の変化が読み取れます。日本では味わえない貴重な体験がここでできる、と実感しました。
今もなお無数の地雷が埋められ、学校に通えない子供たちがたくさんいるカンボジアの現状を変えたい。私たちは寄付支援に加えて、今後はIMCCDの活動を伝える講演会の開催や、社員研修の一環として現地でのボランティア活動も実施したいと考えています。一人ひとりが行動することで大きな支援に繋がると信じて、私たちはこれからも活動支援をしていきます。